キハラハント愛の世界漂流徒然日記

国連平和維持活動、国際人権法、治安部門改革の分野で活動する キハラハント愛のブログです。

研修

国連警察に「選挙と人権」の研修

イタリア・ブリンディシには、
新しく国連平和活動が設立された際に迅速に国連警察を送ったり、
既存のミッションに警察活動の専門的なアドバイスをしたりするため、
計40人ほどの国連警察のスタッフがStandinc Police Capacity(SPC)として待機しており、
各ミッションを支援しています。
SPCには、各国から送られてきた警察官と、
国連が直接雇用している文民とがいます。

10月3日、SPCより依頼を受けて、
「選挙と人権」についての研修を行ってきました。
国連人権高等弁務官事務所勤務時には研修を専門としていたので、
人権にまつわるテーマなら、ほとんど研修材料には事欠きません。

選挙前、期間中、後に守るべき人権について、
特に平和活動受入国の警察官、そして国連警察の警察官の業務に関連する注意事項などについて、
表現の自由、移動の自由、差別の禁止、などを中心に、お話ししました。


SPCに対しては、今春には国連警察の刑事的アカウンタビリティについての
4日間の研修を行ったこともあって、スムーズに研修ができました。

それにしても、国連警察の業務は
以前にも増して高度な技術が求められています。
国連警察の人材も、気をつけて選抜しなければなりません。

training 2

国連警察に刑事的アカウンタビリティの研修

先週は1週間、

国連の国連警察と法務官の皆さんに
国連警察、ならびに国連平和活動に参加する人員による
犯罪行為に関するアカウンタビリティについて、
研修を行ってきました。
国連平和活動の法的枠組み、
国連平和活動に参加する人員による犯罪行為の分析
(現在私のデータベースに554件のケースが登録されています)、
国連平和活動に参加する人員に適用される法(国際法、国内法、内部法)
国連内部で犯罪行為に対処するメカニズムの分析、
刑事的管轄権、
国連の人員の特権、
国際法から見た国連と国家の義務、などについて、
具体的な例をたくさんあげながら
説明・ディスカッションをしていきました。

大抵、研修と言うと

研修を行うチームがあって、

何人かの講師が教えたり

ディスカッションをリードしたりするのですが、

先週はまったく一人。

一応合意した研修プランに沿って半日。

その後参加者の希望によって

研修プランを変えたり、

時間を変えたりして、

やってみました。

研修は生き物。

目的、参加者のバックグラウンド、経験、

希望、性格、

研修の場所、などによって

変えないと効果がないのです。


初日に、

「この研修は私のプライオリティじゃないから

明日から不参加かもしれないわ」と

言っていた女性参加者。

見事に最後までアクティブに参加してくれました。


世界中でたくさんの平和活動に参加されてきた
警察官、法務官の皆さんの
率直な意見が
出てきて、

私もとても面白かったし、

何人かの参加者の方々から

とても率直なお褒めの言葉をいただきました。

ある参加者の方が、

研修3日目に、

「このテーマについて、

あなたの知識を持っている人は

いったい世界に何人いるの?」と

質問してくださいました。

他の参加者は、

「あなたの話し方は、なんて分かりやすいのでしょう。」と。


全く一寸先は闇だった、この研修。


今後も色々とアドバイスをください、と
参加者の方々に言っていただき、

ひとつ、自信の種になりました。


どうもありがとうございました。

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