キハラハント愛の世界漂流徒然日記

国連平和維持活動、国際人権法、治安部門改革の分野で活動する キハラハント愛のブログです。

犯罪

国連の平和活動要員における性的犯罪を訴追する法的障害について

長く国連の平和活動における
要員による犯罪を刑事的に訴追する場合に
よく言われる法的障害:刑事管轄権と法的措置からの特権免除について、
検証の結果それらは実質的にほぼ法的には障害とならないが、
現実には法の適用の仕方や内部の政策によって
実質的な障害とされてしまっている現状を
こちらの国際法のハブのウェブサイトに寄稿しました。

国連の実務者も
しばしば混同して理解しているこの分野ですが、
法的には複雑ではありますが、明らかです。
要員のカテゴリーなどがかなり細かく規定されているので
より詳細には
こちらの拙稿で検証していますが、
上記のウェブサイトでは要約した形で説明しています。

コメント・質問などはコメントでどうぞ。


国連警察に刑事的アカウンタビリティの研修

先週は1週間、

国連の国連警察と法務官の皆さんに
国連警察、ならびに国連平和活動に参加する人員による
犯罪行為に関するアカウンタビリティについて、
研修を行ってきました。
国連平和活動の法的枠組み、
国連平和活動に参加する人員による犯罪行為の分析
(現在私のデータベースに554件のケースが登録されています)、
国連平和活動に参加する人員に適用される法(国際法、国内法、内部法)
国連内部で犯罪行為に対処するメカニズムの分析、
刑事的管轄権、
国連の人員の特権、
国際法から見た国連と国家の義務、などについて、
具体的な例をたくさんあげながら
説明・ディスカッションをしていきました。

大抵、研修と言うと

研修を行うチームがあって、

何人かの講師が教えたり

ディスカッションをリードしたりするのですが、

先週はまったく一人。

一応合意した研修プランに沿って半日。

その後参加者の希望によって

研修プランを変えたり、

時間を変えたりして、

やってみました。

研修は生き物。

目的、参加者のバックグラウンド、経験、

希望、性格、

研修の場所、などによって

変えないと効果がないのです。


初日に、

「この研修は私のプライオリティじゃないから

明日から不参加かもしれないわ」と

言っていた女性参加者。

見事に最後までアクティブに参加してくれました。


世界中でたくさんの平和活動に参加されてきた
警察官、法務官の皆さんの
率直な意見が
出てきて、

私もとても面白かったし、

何人かの参加者の方々から

とても率直なお褒めの言葉をいただきました。

ある参加者の方が、

研修3日目に、

「このテーマについて、

あなたの知識を持っている人は

いったい世界に何人いるの?」と

質問してくださいました。

他の参加者は、

「あなたの話し方は、なんて分かりやすいのでしょう。」と。


全く一寸先は闇だった、この研修。


今後も色々とアドバイスをください、と
参加者の方々に言っていただき、

ひとつ、自信の種になりました。


どうもありがとうございました。

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