キハラハント愛の徒然日記

国連平和維持活動、国際人権法、国際人道法、法の支配、治安部門改革の分野で活動するキハラハント愛のブログです。

パネルディスカッション

1月のパネル・ディスカッション

1月にジュネーブで行われた、
長谷川先生の、東ティモールのリーダーについての本の出版記念
パネルディスカッションの様子を送っていただきました。

こちらです

東ティモールのリーダー達が
平和と発展のために過去のことを問わないことにしたのはどうか、という点について
私は現地での経験を交えながら
コメントさせていただきました。

ありがとうございました。

パネルディスカッション ‘Primordial Leadership: Peacebuilding and National Ownership in Timor-Leste’

1月17日、
国連ジュネーブ事務局の図書館で行われた
表題のパネルディスカッションに
パネリストとして参加させていただきました。

東チモールにて
国連ミッションを率いられた、長谷川先生が執筆された
本の出版を記念して行われました。

東チモールという小さな国を率いた
国のリーダーについて、
長谷川先生が分析され、
その後パネリストがそれぞれの立場から話をしました。

私は、東チモールの独立の過程で失われた命、
大規模な人権侵害について、
東チモールのリーダーたちが
これからの国の発展のために
過去の人権侵害については
忘れようという選択をし続けていることについて、
人々を中心にした平和構築、
また、継続的な平和を構築する重要性について
お話ししました。

国連ジュネーブ事務局の図書館の
Facebookのページ
に、
写真つきで様子がアップされております。

「人権」と「人道」との交差点

http://www.atha.se/

特に私が気に入っているのは、
オンラインのパネルディスカッションです。
色々なテーマで、世界有数の研究・実務での専門家が
それぞれ手短にいろいろと説明したり、主張したり。

人権法は平和なときでも紛争の際にも適用されますが、
国際人道法は紛争の際に適用されますね。

ということは、紛争の際には人権法と人道法がどちらも
適用されるわけですけれど、
この2つの法体系、どちらを勉強する人も、
2つともある程度ちゃんと知らないと、
世界の関連分野で働くのは難しいです。

知らないでやっている実務家の方々は
たくさんいるのですが、
これだけ紛争のある世界で、
人権やさんだからと言って人道法を知らなかったら、
どうやっても効果的な活動はできません。

そんなわけで、どちらの法体系も流れに組み、
さらにアカデミックな世界だけで閉鎖されずに
オンラインでパネルディスカッションにすることで、
スーダンとかイラクとか、今まさに現場にいる人たちにも
参加できるようになっていて、
毎回勉強になるし、パネリストに賛成するにしろ反対するにしろ、
いい刺激になります。

ちなみに、今日はこれでした。
http://www.atha.se/training-seminars/humanitarian-assistance-webcast-8-human-rights-and-humanitarian-action
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