キハラハント愛の徒然日記

国連平和維持活動、国際人権法、国際人道法、法の支配、治安部門改革の分野で活動するキハラハント愛のブログです。

エセックス大学

博士号取得が決定しました

しばらくブログを更新しなかったので
1ヶ月ほど前のことになってしまいますが、
私の博士号取得が最終的に決定されました。

非常に長いようで短いような、
終わってしまうと、とてもおかしな感じです。

この4年強で確実に学んだのは、
国連の仕組みや内部法など、
研究の内容もそうですが、
まずは論文の書き方です。
書いた論文を何度も教授と見直し、
章と章のつながり、
段落と段落のつながり、
文と文のつながり、
そしてすっきりする言い回し、など、
何段も精度の高い論文に仕上げる術を
身につけたように思います。

そうしてみると、以前に書いた論文が
稚拙に見えて気恥ずかしいところがあります。

まずは、博士課程で学んだことを
忘れないように、
博士論文の出版、他まつわる記事の出版に励みます。

アジアと人権、紛争と紛争後の社会再建

ここのところ博士課程の半年に1度の審査がもうすぐなので
バタバタとしていますが、
2月に「アジアと人権」という
エセックス大学の人権の修士課程の学生さん向けの授業で
紛争、紛争後の社会再建、あたりについて
授業を担当するので、
そのための参考文献リストを作りました。

今日担当の方に送りましたよー。

ネパール、スリランカと東チモールを例に、
人権という切り口で「人間」に焦点をあてて
切っていきたいと思います。

下記のコースです。
http://courses.essex.ac.uk/hu/default.aspx
HU922-7-SP-CO: HUMAN RIGHTS IN THE ASIA/PACIFIC REGION

指導教授

現在PhDの過程におりますが、
指導をしてくださっているのは、
国際人権法と人道法の分野では高名な
Francoise Hampson 教授です。

金曜日に久々に指導ミーティングがありました。

彼女が少し病気でお休みをしていた間に
指導をしてくださっていた先生と、
私の論文の内容の中にちょっとした疑問が生まれたので、
それを彼女と討論してみたかったんです。

結果…
なんというか、鮮やか!
「PhDの論文っていうのは、
池の中に小石を落としたみたいなものなのよ。
一番初めに何かの疑問を提示するでしょ。
そこから次々と疑問の波紋が生まれるから、
それを自然にたどっていけばいいのよ。
でも、波紋はどんどん大きくなるから、
波紋の中でどの波を追っていくかということを
自分の中でしっかり決めて、
それが揺らがないようにしっかり追っていくことよ。」
とのこと。
そして、実際にそれをやってみると、
私がちょっとしっくり来ないと思っていたところが
するりと解決したような気がします。
つまり、「要らないこと」を考えすぎていた、ってことですかねぇ。

すっきりしたところで、
またちょっとした出直しです。

試験が終わりました!

現在エセックス大学法学部のPhD課程におりますが、
もうすぐ2年目が終わろうとしています。
早いです…

今日は半年に1度の試験でした。
試験というよりは、指導教授ともう1人、普段は指導に関わっていない教授とで、
どれだけ研究が進んでいるか、
その内容と進み具合、終わる見込みがあるか、などについて
チェックするものです。

他のPhD学生さんの話を聞くと、
30分もあれば終わってしまうとのこと。
私の場合、毎回3時間以上にわたるディスカッションになってしまいます。
今回は4時間弱。

ちょっと心配していたのですが、
今までにない、最高点をいただきました。

今日はぐっすり眠れそうです!

台北の会議

まだ早いんですけど、8月末に台北でやる会議に招待してもらいました。
「保健と人権」の分野で、
治安部門改革という面、それから人権一般から見た、
「保健」についてパネリストとして話して、という依頼です。

私の大学のページ(http://www.essex.ac.uk/law/staff/profile.aspx?ID=2797)から
プロフィールを見てコンタクトしてくれたようです。


ここのところ、日本以外はイギリスやイタリアなど、
ヨーロッパでの講演が続いていたので、
新しい国で、新しい団体の企画する会議に呼んでいただいて、
やる気100倍です。
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