キハラハント愛の徒然日記

国連平和維持活動、国際人権法、国際人道法、法の支配、治安部門改革の分野で活動するキハラハント愛のブログです。

アカウンタビリティ

平和構築研究会で発表しました

7月11日に
平和構築に関わる研究者・実務家の集まる
平和構築研究会にて、
国連警察の犯罪の刑事的責任について、
発表させていただきました


まず、国連平和活動に関わる人員の犯す犯罪について
個々のケースを集めたデータベースをつくり、
それに基づいて、犯罪の種類、頻度などを
情報のある限りご紹介しました。
そして、国連の中でこうした犯罪について
どう対処しているのか、
派遣国、受入国それぞれにおいて訴追されていない現状、
訴追の障害となりうる法的な問題、
管轄権と特権免除についての
法的分析、そしてその現状について発表しました。
また、国際人権法上、
派遣国、受入国、そして国連に
訴追に関してどのような義務があるのか、
法的分析を発表しました。

質疑応答は非常に面白かったです。
派遣国の現状、
特に、派遣されている警察官の質、
派遣国の国内の人権状況についてなど、
鋭い質問がたくさんあり、
有意義な質疑応答の時間でした。

発表の概要はこちらで見られます。

どうもありがとうございました。

PKOとアカウンタビリティ・ワークショップ パネリスト

遡りまして1月の28日、
ベルリンにて、
The Friedrich Ebert Foundation,
the United Nations Association of Germany
そして the Center for International Peace Operations (ZIF) により開催された
PKO(平和維持活動)とアカウンタビリティについての
ワークショップにて、
パネリストを務めました。

第一パネルにて、
平和(維持)活動における行為が
誰の責任になるか、という問題が議論され、
ちょうどその問題について博士論文で触れている最中だったので、
大変興味深く参加させていただきました。

我々は第三パネル。
国連内部にて、
国連の業務に関連する行為についての
民事の訴えをどう処理しているか、について、
国際法の立場から、
意見させていただきました。

http://www.zif-berlin.org/en/about-zif/news/detail/browse/1/article/wer-haftet-wie-und-wann-in-friedenseinsaetzen-gemeinsamer-workshop-von-zif-fes-und-dgvn.html?tx_ttnews%5BbackPid%5D=544&cHash=866b6088b835b1f9b698216585a757b9

プレゼンテーション無事終了


PhDの研究テーマである、
国連の平和活動の国連警察のIndividual Criminal Accountablityについて、
主にエセックス大学の法学部の教授連と、
PhD学生向けに、
プレゼンテーションをしました。

このエセックス大学の人権センターの創設者の一人であり、
一番の大御所の教授であるRodley教授も来てくださり、
また、私と同じHampson教授の下でPhDの課程を終えかけている先輩や、
マスター時代の同級生で現在近くに住んでいる友達も
来てくださいました。

「プレゼンテーションをしても、
プレゼンターに役に立つ質問なんて来ないよ」と言われていましたが、
プレゼンテーションが終わると、
非常に考えさせらる質問をたくさんいただき、
とてもためになる機会でした。


me presenting
記事検索
プロフィール

aikiharahunt

カテゴリ別アーカイブ
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ