イタリア・ブリンディシには、
新しく国連平和活動が設立された際に迅速に国連警察を送ったり、
既存のミッションに警察活動の専門的なアドバイスをしたりするため、
計40人ほどの国連警察のスタッフがStandinc Police Capacity(SPC)として待機しており、
各ミッションを支援しています。
SPCには、各国から送られてきた警察官と、
国連が直接雇用している文民とがいます。

10月3日、SPCより依頼を受けて、
「選挙と人権」についての研修を行ってきました。
国連人権高等弁務官事務所勤務時には研修を専門としていたので、
人権にまつわるテーマなら、ほとんど研修材料には事欠きません。

選挙前、期間中、後に守るべき人権について、
特に平和活動受入国の警察官、そして国連警察の警察官の業務に関連する注意事項などについて、
表現の自由、移動の自由、差別の禁止、などを中心に、お話ししました。


SPCに対しては、今春には国連警察の刑事的アカウンタビリティについての
4日間の研修を行ったこともあって、スムーズに研修ができました。

それにしても、国連警察の業務は
以前にも増して高度な技術が求められています。
国連警察の人材も、気をつけて選抜しなければなりません。

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