キハラハント愛の世界漂流徒然日記

国連平和維持活動、国際人権法、治安部門改革の分野で活動する キハラハント愛のブログです。

2017年11月

次世代に思うこと

私は心底次世代に期待している。

国連で各国で働いてできたネットワークも、
ご高名な先生方とのつながりも、
これを次の世代につなげることは当然だと思う。
より良い世界をつくるのには、
確実に次世代も、そのまた次の世代も
皆が協力することが必要だから。

ご高名な先生方と、将来世界に飛び出す学生さん達が
自然に話ができる場を作りたいし、
建設的に議論できる場が欲しい。
教授とか、講師とか、博士とか修士とか、
国連職員とか、外交官とか、
そのような肩書で威張ることもないし、
萎縮することもない。
素晴らしい方々は
威張らなくてもそのご意見や姿勢で
自然と尊敬されるものだと思う。
私自身が心底尊敬する方々は、
皆これ以上ないほどの自然体だ。

大学の先生である私たちが、その研究の成果や
今までの仕事から持つネットワークを持って、
それだけで学生より優位に立つのはおかしい。
言ってみれば先に生まれただけかもしれないから。

今、次の世代の学生さん達を見て、
ものすごい原石だな、と思う。
彼らが10年後に
世界中で活躍している姿を確信する。
一点の曇りもなく。

私が東ティモールで
銃弾に倒れた住民を見てから、
恐怖におののきながら
独立を問う住民投票のために山から下りてきた
住民の底力に心打たれてから、
まさに目の前で軍に焼かれている
通訳君の家に
とてつもない罪悪感を覚えてから、
何百人もの人が自分の手の中で死んでいったと言う
東ティモール人の医師の言葉に圧倒されてから、、
四肢を切られた恋人の屍を見て見ぬふりをしたという
16歳の女の子の淡々とした話に言葉を失ってから、
そう、あれから、
もう20年近くになる。

でも、私の心を動かした彼らは、
これほどに鮮明に、心の中に生きている。
結局心を動かした原点は
いつまでも変わらないのだ。

次の世代の皆が、
今、感じていることが、
未来を動かすのだと思う。
それなら、
彼らが感じている何かを、
彼らが目指すどこかにつなげる
お手伝いをしたいと思う。




世界の人権問題と日本

今週月曜日は、
栃木県生活協同組合の役員・幹部勉強会にお招きいただきまして、
「世界の人権問題と日本」について講演させていただきました。

世界の人権問題、
現在の世界の国際政治の動向や
ポピュリズムの台頭なども相まって、
お話ししたいことが山ほどありましたが、
シリアやロヒンギャの問題など、
割と絞ったお話しにしました。

人権問題というと
人権を持つ主体としてのすべての人と、
それを確保する責任を持つ国家、という構図ではなく、
思いやり、など、個人と個人の間の話として語られることがあり、
その辺りはきちんとお伝えできていれば良いなと思います。

いただいた質問がとても鋭くて、
沖縄、チベット、など、様々でした。
良い機会をいただきまして、どうもありがとうございました。

東京女学館文化講演会 「普通」の人の「普通」の生活を支える存在としての国連

文化講演会1
東京大学に来てから、接する一番若い層は学部の学生さん達。
学会に行けばもっと年齢層の上の先生方がいらっしゃり、
学内も私が「若手」です。

11月1日に高校生にお話しする機会をいただきました。
東京女学館の高校生の皆さんの文化講演会。

高校生!いいな~、楽しそうだな~。

事前から議題について、色々と考えてみましたが、
初めに東京女学館の先生方に提案した内容は、
指導学生さんなどに聞いてみたところ、
ちょっと固すぎたよう。
そうか、高校生の頃何を考えていたっけな、と
構想を練り直し、
たくさんの写真を入れて
普通の人たちの暮らしを守る存在としての国連というお話しをしてみました。

届けたかったのは
一人一人の人ができることの大きさって
意外に大きいということと、
色々な試練はあっても、
国連の現場でたくさんの人たちと一緒に
何か(平和の基盤)を作り上げていくというのは
とても楽しいということですが、
伝わったかな。

お話しし終わった後の質疑応答は
一番楽しみですが、
今回は色々と良く考えた質問をしてくれました。
国連の行うことって、大国の政治的関心によって
左右されるのですか、とか。

講演会を企画してくれた
東京女学館の文化委員の生徒さんたちが
ブログに書いてくれたようです。
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hyoryumin_jane

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