現在PhDの過程におりますが、
指導をしてくださっているのは、
国際人権法と人道法の分野では高名な
Francoise Hampson 教授です。

金曜日に久々に指導ミーティングがありました。

彼女が少し病気でお休みをしていた間に
指導をしてくださっていた先生と、
私の論文の内容の中にちょっとした疑問が生まれたので、
それを彼女と討論してみたかったんです。

結果…
なんというか、鮮やか!
「PhDの論文っていうのは、
池の中に小石を落としたみたいなものなのよ。
一番初めに何かの疑問を提示するでしょ。
そこから次々と疑問の波紋が生まれるから、
それを自然にたどっていけばいいのよ。
でも、波紋はどんどん大きくなるから、
波紋の中でどの波を追っていくかということを
自分の中でしっかり決めて、
それが揺らがないようにしっかり追っていくことよ。」
とのこと。
そして、実際にそれをやってみると、
私がちょっとしっくり来ないと思っていたところが
するりと解決したような気がします。
つまり、「要らないこと」を考えすぎていた、ってことですかねぇ。

すっきりしたところで、
またちょっとした出直しです。