キハラハント愛の徒然日記

国連平和維持活動、国際人権法、国際人道法、法の支配、治安部門改革の分野で活動するキハラハント愛のブログです。

2012年02月

出演した「ニュースの深層:紛争の被害者の権利をどう守るか」ビデオ

昨年出演させていただきました、
「ニュースの深層」の画像です。

紛争後のネパールを取り上げて、
紛争後の被害者の権利をどう守るか、
訴追や和解、国家機関の再建について、
お話しさせていただきました。

http://youtu.be/QWrE5u4Lj6o
http://youtu.be/ulUHUoGX-I0
http://youtu.be/YF1TlQkgDz4
http://youtu.be/At1FyzdH4rw

PhD、これまでとこれから

今回は、現在の私の主な「仕事」であり、「投資」である、
PhDの過程について、書いてみます。

1990年代の後半からずっと関わってきた、国連。
かなり軌道に乗り、自分が任される分野にもある程度の経歴と自信もできてきて、
これからもっともっと面白く、役にも立てる仕事ができるか、という時に国連を自ら離れるのは、
正直大変な不安もありました。
でも、私がこれまでに出会った多くの人たちの中で、
どうしても私の現在のPhDの指導者であるハンプソン教授ほど、
衝撃的で、いかにも公正で、自分の仕事に情熱とプライドを持ち、それでいて驕らず、
しかも大変ありがたいことに私を評価してくれる人は、本当に数少なかったと思います。
彼女と以前に仕事をさせてもらった際に、
まだまだ駆け出しの私と連名で出版するのに、
きちんと1文1文一緒に見てくれて、
ちゃんとできていれば評価もしてくれ、
できていなければ考えられないほどの課題を「できないことはないはず」と与えてくる、
その姿勢に非常に感激して、
「またこの人といつか仕事をしたい」と思っていたのです。

そうして、5年くらい密かに情熱の火を燃やし続け、
でもPhDの長い道のりに見合うだけの根性と継続力があるかどうか自信がなく、
やっとPhDを始めたのが1年半ほど前になります。

PhDの過程、ここまでを一言で言うと、「執念」でしょうか。
勉強机の前には、ハンプソン教授の指導の下、
「PhD論文は、氷山の一角にすぎない」ということばを貼りました。
知っていることを全部書こうなんて思うな、
でも知っていなければいけない、
そして、知っているということを示さなければいけない。
ふーむ。

PhD論文には、鍵となる問いがあるはずだ。
それを的確に見つけて、自然な流れでその鍵となる問いに答えるための問いを段階的に設定して、
それに答えていくことだ。
なーるほど。

PhDとは、ジムに行って腹筋を鍛えるように、
脳の筋肉を鍛えることだ。
ふむふむふむ。

私が指導するからには、PhDを取得できるぎりぎりなんて目指しませんよ。
与えられた時間内で素晴らしい論文を書かせます。
問題は出版できるかできないか、ではなく、いかに素晴らしいものを、一流の出版社から出せるか、です。
は、はーい。

そんなこんなで、今2年目。
今まで仕事では深く掘り下げられなかった問題を、深く深く掘り下げてみます。

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