キハラハント愛の世界漂流徒然日記

国連平和維持活動、国際人権法、治安部門改革の分野で活動する キハラハント愛のブログです。

2011年01月

ネットの力

もう深夜なので「昨日」になりますが、
何回りめかの誕生日でした。
イタリアの端っこで新しく暮らし始めたので、
今までと比較すると静かだったんですけど、
今日は改めてネットってすごいなぁ、と思いました。

いろいろなネットワークで一緒に仕事をした人、
知り合った人、
仲良くなった人、
気が合って姉妹みたいになった人、
などなどいろいろな方からメッセージをいただきました。

紛争地にいる友達からもちゃんと当日にメッセージが入ったりして、
本当、すごいなぁ、と思ったので、
メッセージをくれた人たちがどこにいるか、
試しに羅列してみました。
ドイツ、スイス、イラク、アゼルバイジャン、日本、ネパール、アメリカ、イタリア、ベトナム、南アフリカ、ベルギー、マレーシア、リベリア、オーストラリア、イラン、ケニア、スーダン、フィリピン、オランダ、イギリス、ブータン。
で、その人たちが何人かと言うと、
トルコ、日本、インド、ドイツ、ネパール、アメリカ、イタリア、南アフリカ、オーストリア、フィンランド、マレーシア、イラン、エチオピア、セルビア、カンボジア、カンボジア、アゼルバイジャン。
(こちらはハーフの方とかもたくさんいて、間違っている可能性もあり)

これって、たまたまFacebookなり、mixiなりで
お誕生日マークか何かが出ていて、それをちょうど見て、
「じゃあ、メッセージを送ってあげよう」と思ってくれた人たちですよね。

これだけ色々な場所にいるいろいろな国出身の人達が、
たまたま同じ日に同じ人にメッセージを送ったりしているのって、
何だかものすごいなぁ、と感心してしまいました。

どこでもドア

イギリスの空港に行くまでのタクシーの中で、
ふと、ドラえもんの「どこでもドア」があったら
どれだけ世界は変わっただろうか、と考えた。

ネパールで、私達が職場のルールを破っても
緊急避難させなくては、と、ヘリコプターに乗せて緊急避難させたけれど
ヘリコプターの中でも容態がみるみる悪くなって
病院に搬送したら亡くなってしまった、12歳の彼女。
どこでもドアがあったら助かっただろうか。

そうか、緊急避難とかいう問題の前に、どこでもドアがあったら
あそこまで悪化する前に病院に行けたかもしれない。

あ、でも、その前に、どこでもドアで通勤もできれば、
医者も遠隔地に行くのを嫌がらないから、
そもそも地方に医者がいない、という状況自体を防げるのか。

そう考え出すと、すごい!
紛争に巻き込まれそうな一般市民は、
どこでもドアで安全なところに避難できるのかな。

でも、紛争の当事者たちもどこでもドアを使ったら、
攻撃だけしておいて、
あとはどこでもドアで世界に散り散りに逃げたりして。
そうしたら、相手側もどこでもドアで追いかけて、
一地方の紛争が一気に世界に広がったりして。

うーん、それに、どこでもドアで通勤できるとなったら
今まで守られてきた田舎も、
都市で働く人がどんどん土地を買い占めたりして、
地価は上がるし、森林はなくなるし、ということになるのか。
そうすると都市と田舎の差はどんどんなくなっていくのか。

だけど、どこでもドアがあったら、国境とか意味がなくなるのかな。
輸入とか輸出とか、イミグレーションとか、税関とか、
なくなったりして、
そうしたら国家が法をしいても全く意味がなくなるのかな。

と、そこまで来て気がつきました。
いやいや、少なくともしばらくは何も変わらないのだ、と。
どこでもドアがいくら普及したとしても、
どこでもドアにアクセスできるのは、
それなりの対価を払える人だけなんだ、と。
どこでもドアを使って移動していいか、という
許可を出すのも、少なくとも近い未来であれば、
飛行機で上空を飛んでいい、という許可を出すのと
同じような段取りになるんだろう。
それに、飛行機を持っているのは誰か、
飛行機に乗るお金を払って移動できるのは誰か、と考えると、
やっぱりそれなりにお金持ち(世界で相対的に言って)でなければ
いけないから、
ネパールで亡くなってしまった彼女はやっぱり亡くなってしまうし、
紛争に巻き込まれた途上国の一般市民は、
やっぱり徒歩で避難しなければならないし、
医者はやっぱりどこでもドアで移動する費用をかけずに
お金持ちの多い都市で働きたいんじゃないだろうか。

世界はやっぱりお金持ちにしか選択肢を与えないんだ。

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hyoryumin_jane

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