キハラハント愛の世界漂流徒然日記

国連平和維持活動、国際人権法、治安部門改革の分野で活動する キハラハント愛のブログです。

アジアと人権 会議

久しぶりに更新します。

5月から先週までは、チャリティBBQ、PKOコンサート、それに母の訪問、と
イベントが多く、私も周りもこれまでになくバタバタしていましたが、
それを締めくくるのが、イギリスのロンドンとコルチェスターにおける、
会議でのスピーチでした。

下記の会議にて、アジアにおける法の統治について、
もう1人のパネリストと一緒に話をさせていただきました。
https://sites.google.com/site/humanrightsinasiaconference/programme

この会議における、私のページはこちら。
https://sites.google.com/site/humanrightsinasiaconference/the-speakers/ai-kihara-hunt

アジアというのもあまりに広くて定義もはっきりしないし、
法の統治にまつわる問題も国によって全然違うし、
なので、自分の経験談を交えやすい、ネパール、東チモール、それからスリランカ、アフガニスタン、を
例に出し、
主に警察の話をさせていただきました。

当日の朝私より前にスピーチをしたスピーカーの中で、
素晴らしいスピーチをされた約お二人のスピーカー。
中でも、多種多様なアジアをバッサバッサといろいろな視点から切り取り、
多くの例をあげながら、しかも15分で概要をまとめられた、
リントン教授には、正に脱帽。

会議の出席者の中にも、修士、博士課程にいる学生さんのみならず、
いろいろなバックグラウンドの方がいて、
想像以上に面白く、
出てくる質問も多彩でした。

3日間の会議を終えて、4日(土曜)は皆でバーベキュー。
隣にいる人誰にでも話しかけていいようなオープンな雰囲気と、
誰もが特に知識をひけらかすためでなく本当に興味を持ったことについて質問できる環境、
イギリスの大学のいいところだな、とつくづく感じました。
こうやって皆、色々な意見を聞き、色々な人と会って、
どんどん自分の世界を広げて行けるって、本当、いいですね。

チャリティBBQ企画 - 動機


企画班のNさんのおかげで、
地元の新聞社さんから、今回ブリンディシで行うチャリティBBQ企画を記事にするので、
動機、イベントの様子などを説明するようにとの依頼が来ました。
動機の部分、こんな感じです。



- -

私は日本人ですが、日本で大学の学部を卒業した後、修士はイギリスで取りましたし、
以後、主に国際機関(国連の各機関、OSCE-欧州安全協力機構など)、NGOなどで仕事をして、東チモール、ボスニアヘルツェゴビナ、スリランカ、ネパール、アフガニスタン、スイス、イギリス、と、日本以外の国でばかり働いてきて、現在もイタリアにおります。
数々の紛争地や紛争の跡地で、
国の再建築、緊急援助と人道援助、人権教育、などに携わり、
多くの人たちの困難と向き合い、大虐殺や自然災害による被害者への援助の現場で働いてきましたが、日本はどの国の援助においても
12番のドナーでしたし、
多くの復興プログラムの背景に日本の長い援助がありました。
今まで私はそうやって、いつも日本から来る資金で他の国を助ける側で働いておりましたが、
日本からの資金ということは、日本人、日本に住む方々の税金が元になっているということを意識していました。

 


今回、日本観測史上最大の地震で、
死者、行方不明者が約
27,000人も出て、
避難をした人が約
44万人、
現在でも11万人ほどが避難していて、避難所で共同生活をしていたりします。
こちらにいても、津波が家々を押し流していく様子や、
逃げ惑う人たちを飲み込んでいく様子などが生々しく放映され、
私もかなりショックを受けました。
とともに、津波が来た際に、いったん高台に避難したのに車椅子の方を助けに行くために引き返し、津波に飲まれていく方の様子、
避難所で皆雑魚寝をし、お互いあまり知らない人たちと共同生活をしたり身内の安否が確認できなかったりしてストレスは最大のはずなのに、きちんと列を作って援助で入ってきた
1人1つのおにぎりを何時間も待っている様子、
電車が止まってしまった地域で知らない人通し道を教えあったりして一緒に歩いて何時間もの家路につく様子、なども報道され、
そういう日本人をとても誇りに思いました。

 


今まで他の国の発展を支援し、他の国の自然災害に寛大な援助物資を送ってきた日本人を、
今助けるときだと思いました。
とは言っても、もちろん、大富豪がするような、何億円という単位の寄付はできません。
日本人の少ない南イタリア、
その中でも在住の日本人が
3人しかいないブリンディシというこの場所で、何かできるとしたら、
公のイベントだと思いました。
つまり、資金を送るだけでなく、
より多くの現地の方に日本という国、日本人、それに日本の現在の惨状を知ってもらって、
こちらブリンディシと東日本の被災地とがより長く、より深いパートナーシップを組む土台になったらいいな、と思ったわけです。
このイベントが、
より多くのブリンディシまたは周辺の人にとって日本が「海の向こうの遠いところ」「中国とかあっちの方」「極東」、または「寿司の国」という認識から、
より近く、顔の見える、親しみやすい国という考えに変わるためのきっかけになれば、と思い、
寿司レッスン、習字、音楽、など、老若男女皆さんで楽しめる盛りだくさんの企画にしました。

 


開催にあたっては、総勢50人ほどの方がいろいろな形で無償で手伝ってくださいました。
本当にどうもありがとうございました。
このイベントだけでブリンディシと東日本の被災地との橋が終わらないように、
イベントの様子などはウェブを通じてお伝えし、
後々また多くの人が見られるようにしたいと思います。


United for Japan Project

IMG_6373今回日本であんな地震があって、
たくさんの方が亡くなり、
避難され、
余震や原発の事故で不安な日々が送っていることは、海外生活の長い私にも自分でびっくりするくらいショックでした。

途上国生活の長い援助関係のお仕事をされている方も言っていらっしゃいましたが、今まであれだけ「死」と直面する人々を見て、
彼らの体験をたくさん聞いて、
惨事というのは世界にこんなにもたくさんあるものだ、ということを現実として受け止めていた(受け止めざるを得ないということを認識していた)つもりでしたが、今回、1人1人の被災者の方の体験談や、地震や津波の映像を見ると、いつも以上のショックがあり、1人1人の方がどんな思いをされたのか、次々と勝手に映像や感情が沸いてきました。

何かできることはないか、と、震災の2日後から模索し始めました。
とは言っても、まだブリンディシに来て4ヶ月ほど、
恥ずかしながらお店で買い物をするときに探しているものがどの棚にあるか質問するのもまだまだ身振り手振りの多い私です。
ここでのネットワークなどもまだまだ日が浅くてあまりちゃんとできていないし、さあ、どうしよう、と、
まずちょうど一緒にコンサートを終えたばかりだったバンドの仲間何人かにメールをしてみました。

即返事をくれた2人の友人、クロアチア人とルーマニア人の
お母さんたちですが、
「とってもグッドアイディア!どんな企画にしようか!Whatever your idea is, count me in!」と即答。
これには励まされました。
「よーし、じゃあ、お母さんネットワークにメールをして、
協力してくれる人を募ろう!」
ここでまたたくさんのお料理名人を獲得。みんなでお料理をして売ることに決定。
「じゃあ旦那の事務所のレクレーション委員会(そんなのあるんですよ!)にコンタクトしてみよう!」
「バンドも入れちゃおう!」
「あなた折り紙折りなさいよ!」
と、こんな調子で、ちっともまとまりのない集団ではあったのですが、
皆が全力で、でも無理をしないで、できる範囲のことを提案してくれ、
協力してくれました。

その名もUnited for Japan Project。
第一弾は4月1日の金曜日の夕方に、旦那の事務所のカンティーンをお借りして、お寿司、インド料理、フィリピンのチキンアドボ、マフィンやケーキ、などをおつまみやお土産として売らせてもらいました。
事務所所属のバンドも応援に来てくれてたくさん歌を披露してくれました。
折り紙も折って見せるだけでなく、できた作品をお土産として売ることに。
いつもはハッピーアワーと言っても大体30人くらいしか来ないカンティーン、この日は250人という記録的なお客さんを得て、
食べ物は完売!
折り紙だけの収益が100ユーロ。
全体の収益が1500ユーロほど、という、
第一弾の企画としては大成功を収めました。

朝から一緒にお寿司をまいてくれた日本人の方がた、
料理や企画で走り回ってくれたお母さんたち、
音楽を提供してくれたバンドのメンバーたち、
それから、ポスターやチラシの作成、
プレゼンテーションで使う写真を提供してくださったり
いろいろなアイディアや体験談をはるか世界の向こうから提供してくださった方がた、
ありがとうございました。

収益は赤十字に寄付させていただきます。
有名人が何億円、という単位で寄付してような規模の支援ではありませんが、小さな港町ブリンディシに住む私たちにできることを
祈るだけではなくて何か形にしたい、と、やってみました。

次回はバーベキューです。
音楽あり、習字で名前を書くコーナーあり、子供向けのエンターテイメントあり、で、にぎやかに行きますよ。

プロフィール

hyoryumin_jane

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