キハラハント愛の世界漂流徒然日記

国連平和維持活動、国際人権法、国際人道法、法の支配、治安部門改革の分野で活動するキハラハント愛のブログです。

ICRC国際人道法模擬裁判 優勝おめでとう!

Screenshot (221)
11月28‐29日の週末に
赤十字国際委員会(ICRC)主催の国際人道法模擬裁判が開催されました。
東京大学のチームは3人のチーム。

4月に初めて国際法を始めた、当時学部1年生、現在2年生のチームです。

3人とも初めての国際法、初めての国際人道法、もちろん模擬裁判も初めての経験です。

毎年模擬裁判に出場する学生さんを見ていると、本当によく頑張るなと感心しますが、この3人の情熱は素晴らしかった...

国際人道法のABCから始まったのに、チームメートがお互いに励まし合って細かく締め切りを設定、
しかもそれが大体守られていた模様です。メモリアルの下書きが書けたのは例年になく早く、
判例を探して来るのも非常にうまかったし、何度も出題されたシナリオと同じ判例を読み直し、
細かいところによく気づき、何より諦めることのない真っすぐな情熱でした。
チームワークが素晴らしく、お互いに気遣える3人は、教えていても、練習に(オンラインで)立ち会っていても、毎回非常に清々しく、新しい判例を見つけて来ては使えそうな議論を組み立てたり、
チームの中で議論が通っているかテストし合ったり、何かを学ぶ仲間というのはこういう仲間が良いなと、羨ましくも思いました。

写真は東大チームの3人、左からChris Clayton, Mei Kanehara,(私:コーチ),
Timothy Massie、優勝した後に撮りました。
(今年はコロナ禍の中のオンライン開催のため、写真撮影以外は常時マスクをし、スピーカーの間にはパーティションを立て、ハンドスプレーとワイプを備えての大会となりました。
感染症対策、wifiの設置などでお手伝いいただきました東京大学の関係者の方々にも、この場をお借りして御礼申しあげます。)
MeiとChrisが同点でBest Mooter賞も受賞しました。

チームの一人一人が物凄い情熱をかけて準備をし、
楽しみながらお互いを支えながら大会に臨む姿勢をずっと見ていたので、
心からおめでとうと祝ってあげたく、誇らしく思います。
熟読したことのなかった判例の内容や、一般的な解釈と違う解釈の可能性など、大会で披露しなかった数々の独自の点がたくさんあり、コーチである私もその都度確認しては驚愕しておりました。

大変説得力のある議論を展開した他のチームの弁論者たち、背後で支えていたコーチ、サポーター、運営の中心を担ったICRCや大学の関係者の皆様、どうもありがとうございました。
東大の運営チームの皆さんも、どうもありがとう。

将来が本当に楽しみな、近いうちに必ず世界の最前線に出ていく3人と、早く同じ舞台で人を救う仕事をしたいです。自分が進みたい方向を見据えて自信を持って羽ばたいて行ってほしいです。

チーム208、優勝おめでとう。

国際人道法模擬裁判アジア大会の結果

2回にわたり延期され、
コロナ禍の中メモリアルのみの選抜となった
国際人道法模擬裁判 アジア大会18th_Preliminary Round Result Announcement (1)の結果が出ました。
日本大会の優勝チームとして、
東京大学のチームも参加しておりました。
メモリアルだけの大会となると
例年と違うチームが準決勝に選ばれた感はあります。

準決勝には進めませんでしたが、
何回も延期され、試験期間中にメモリアルを書き上げて
最後まで参加したことには
大きな意味があると思います。

準決勝まで進んだチーム、おめでとうございます。

国連の平和活動要員における性的犯罪を訴追する法的障害について

長く国連の平和活動における
要員による犯罪を刑事的に訴追する場合に
よく言われる法的障害:刑事管轄権と法的措置からの特権免除について、
検証の結果それらは実質的にほぼ法的には障害とならないが、
現実には法の適用の仕方や内部の政策によって
実質的な障害とされてしまっている現状を
こちらの国際法のハブのウェブサイトに寄稿しました。

国連の実務者も
しばしば混同して理解しているこの分野ですが、
法的には複雑ではありますが、明らかです。
要員のカテゴリーなどがかなり細かく規定されているので
より詳細には
こちらの拙稿で検証していますが、
上記のウェブサイトでは要約した形で説明しています。

コメント・質問などはコメントでどうぞ。


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